ウランガラス
横浜アリーナで開催されていた骨董市に行ってきました。

お目当ての蕎麦猪口は数が少なく、気に入ったものもありませんでした。
あくまでも市場調査?で買う気はなかったので、いわゆる、冷やかしというものです。

最近、眼も悪くなってきたこともあって、蕎麦猪口の前にかがみこんで
グイッと覗き込んでしまうと店舗と違って、小さなブースではすぐに
店主さんが近づいて来て、「いくらなら買うの?」ってな感じで声をかけられてしまい、
品定めに集中できません。

「生涯付き合える逸品を探しているんですが、なかなか見つからなくて、、、」
と、ちょっと大げさに言うと、店主も時折ドン引き(笑
でも、いざ購入しようと思うと安いモノではないので、慎重になってしまいそうです。

まずはお小遣いためないといけないし、気長にさがすつもりです。

今回、目に留まったのはちょっと懐かしい感じの薬瓶。
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たくさんあったのですが、わざわざ一番大きな気泡が入ったものにしました。
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少し、薄めの黄色が印象的です。

そう、これってウランガラスです。

脱原発!
放射能恐怖症ですが、こんなの買っちゃいました。

もっと含有量が多いと?!緑色に発色するんでしょうか、、、、。
本当はずっと以前から緑色の蛍光色を発色するウランガラスの器が欲しかったのですが、
何か、生理的に危険を感じてしまい、欲しいけど買えない状況でした。

買っちゃってから少し心配になっていろいろ調べると、、、、

ガラスに含まれるウラン量で緑になるのかと思っていたら、さらにクロムを入れると
書いてありました。ふむふむ。

更に調べます。

ウランを釉薬に使っている焼き物も結構あるのでびっくり。
基本的にウランが原子力や原爆に利用されるようになって一般に禁止されるまでは
割と自由に使えたようです。

磁器で有名な今右衛門先生の薄墨手のグレーの呉須絵具にも酸化ウラン使用されているようです。

何でも、日本の陶磁器では1878年のパリ万博に参加した有田の深川栄左衛門が
釉下彩顔料の酸化ウランを持ち帰って、香蘭社の酸化ウランによる釉下黒彩が完成した、
とのことです。
 
最大の心配は放射線ですが、以前のTVやパソコンのブラウン管が放出する放射線と
同程度だそうです。
また、ウランはガラスに閉じ込められており、外へ出ることもありません。

しかし、ウラン238の半減期は約44億年。
ちょっとビビッてしまいます。

実はガラスと陶芸、少し似ていて、高温で発色する原料には金属がつかわれています。
鉄や銅やチタン。
中にはこのようなウランやらクロムやら怪しげな名前が登場します。
焼成してガラス化してしまえばとりあえずそれほど有害ではありませんが、
原材料は取扱い注意なわけです。

ちなみにウランガラスの薬瓶、1つ 500円。
予算ピッタリのお買いものでした。

おまけ話
このウランガラスの薬瓶を売っていたブースは同じくウランガラス製のフラスコやガラス製品が
メインのブース。
たぶんというか、これが一押しの品。
そんな品を買ったのに、店主は不思議そうな顔をして、
「売っておいてなんですが、これを何に使うおつもりですか?」と
真顔で質問されてしまいました。

いろんなもの入れて飾ろうと思ってます。
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by kouboufu | 2012-10-05 23:33 | ひとり言
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