旭光堂眼鏡店
ちょっと古い話ですが、去年の秋、大田区界隈を散歩してきました。

ランチする場所だけ事前に決めておきました。
いつも悩みに悩んで、変なお店に入って後悔することが多いので。

いつものように「食べログ」で人気で、ひとりでも入りやすそうな場所。
決めたのは南インド料理、「ケララの風2」
ランチはミルースのみのようでした。
ご飯の上にスパイスの効いたオカズが色々のってきます。
オカズの組み合わせで、スパイスの競演を楽しんでいただくくようです。
おかわり自由なのでおかわり!
店内はアジア大好きそうな女性ばかりでしたが、私も満足でした。

迷子も散歩のうちなので、適当に歩いていたら、相当検討違いな場所まで行ってしまい、
かなり戻る感じで歩いていたら、素敵なお店に出逢いました。
そこが「旭光堂眼鏡店」
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JR京浜東北線大森駅西口の池上通り沿い名店街の周辺は戦災を免れ、
再開発の手も入っていないため、昭和の雰囲気がいまでも残っています。
西の高台は戦前からの高級住宅地。

さてさて、その「旭光堂眼鏡店」
レトロなショーウインドウを覗くと、前々から欲しかった携帯用ルーペ各種が並んでいました。
これは良いご縁と思い、店内に。
しかし、いくら呼びかけても応答がありません。
店の奥からは、テレビの音声が、、、、トイレ?昼寝?、、、困りました。
とりあえず、呼ぶのは諦め、レトロな宝庫をじっくり見学することにしました。

そうこうするうちに、突然、店内ではなく、店外から店主が戻ってきました。
しかも凄い勢い、凄い形相で。
小心者の私はかなり驚きました。
でも、昔からの顔なじみしか訪れないであろう店に、ガラスケースにへばり付く、
怪しい人影があったので、店主も驚いて駆け込んできたのでしょう。
お互い様だったようです。

ちょっと、しどろもどろになりつつも、携帯用のルーペを探してると伝えると
やっと笑顔で対応してくれました。

おすすめはやっぱり「ニコン」
でもなんちゃって鑑定士には高い買い物だったので少し安い「Carton」に決定。
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調べたら、そんなに古いものではなく?
現在も同じモデルを発売中、でも相当ホコリを被っており、かなり値引きしてくれました。

これで私も骨董市でなんちゃって鑑定士になれるかな?!

買い物終わって気になったのが店の片隅にある、存在感ありすぎの椅子。
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私もおバカな質問してしまいました。
「なんで眼鏡店に床屋さんの椅子があるのですか?」と。
おじさんは笑いながら「検眼用の椅子じゃよ!」と教えてくれました。

その凄いお店、やっぱり有名だったようで、後日調べたら、
「モヤモヤさま~ず2」2009,7,17放送、「東京さんぽ」2006,4,23放送、「出没!アド街ック天国」2002,12,4放送、など多数の取材を受けているようです。

しかも、駅の裏は戦前からの高級住宅地、山王。
以前は界隈に住んでいた村岡花子、三島由紀夫など、文士がよく来ていたそうです、

昭和20年創業の眼鏡店。戦後から店の内外装は変えていないそうです。

ということで、今夜もちょっとマニアックな話題でした。
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by kouboufu | 2013-01-08 23:34 | 古きモノ
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