秘境温泉2日目。
今回も晴れ男ぷっりは健在。雨の予報が起きてみれば日が出そう。 朝食前にも湯に浸かり、本日の予定を思案する。 プランその1 予定通り、すぐに聖地へと向かう プランその2 ハイキングしながら温泉めぐりを強行する こんなに気持ちよい温泉たちをもっと愉しまずに旅立つのは勿体無いという結論に至ったのは 湯船のはしごを何回か愉しんだ1時間半後。 すっかり朝食の時間が終わりに近づき、行方不明になった私を探して 宿の人があちこち捜索していたよう、、、、。 ・・・・影のうすい?わたしが見当たらなくなったものだから心配したらしい 実はハイキングなんて予定外の行動で少々マズイことに荷物でパンパンのショルダーバック、 足元はサンダル。およそハイキングには不向きな出で立ち。 久々に気合をいれて歩きだすがほんの5分ほどで最初の温泉、孫六温泉に到着。 湯治場の風情たっぷりな感じですが、泉質も「山の薬湯」と呼ばれているようで 泉質の違う4つの浴場がありました。 先ほど宿でたっぷり入ったばかりでしたが、ちょっと駆け足でそれぞれの湯を愉しみました さらに20分ほど歩くと車道に出て大釜温泉が見えたのですが ちょうど観光バスの団体さんがご到着。 わざわざ混雑したところに行くのも何なので、すぐ近くの蟹場温泉に方向転換。 私の心動かすのはいとも簡単です。 キーワードは「蟹」あるいは「バリ」です。 蟹と聞いて興味わかなくなったら、、、 死期が近づいているぐらいのダメダメな私に違いありません 沢蟹が沢山すむ沢の近くに位置し、何でも宿の浴衣が蟹模様なのがここ、蟹場温泉。 本来ならここに泊まらずにはいられないのを躊躇したのは、、、、 このあたりの温泉郷の中では一番立派でまともな施設だったから。 ・・・頑固というよりひねくれ者のわたしです?! 本館から少し離れた原生林に囲まれた露天風呂はこれまたオススメ。 お風呂のすぐ脇まで山野草の草花が茂っていて、とにかく気持ちよいです。 なんて書いている分には一見平和ですが、その前にちょっとしたことがありました。 ・・・ここまで女性陣に遠慮していた私ですが、露天風呂へと続く遊歩道を下って行くと 突然視界がひらけ、露天風呂を見渡すような感じになります。 「露天風呂♪♪」とのん気に坂を下ってきた私を恐怖で引きつらせたのは 「キャ~!!男が来たぁ~!!」と言う叫び声と同時に逃げ惑う女性二人の姿です。 悪気はなかったのですが、、、、驚かしてしまったようです。 って言うか、私も驚きました。 一応着替えは男女別なので壁越しに、逃げ込んだ人たちに「驚かしてすみません」と謝ると 「ちょうど、そろそろ出ようと思っていたのでゆっくり入ってください」とのこと。 こちらが湯船に浸かってしばらくすると着替えを済ませた彼女たち、、、、 服を着て安心したのか、、、さきほど見られたお返しか?! 今度は私がさらし者状態。 写真撮られたり、、、しばらく世間話してお帰りになられました ひと騒動あった後は再び静寂の世界。 次のお客さんが来るまで貸しきり湯を愉しもうと思って出たり、入ったり、、、 セルフタイマーで記念撮影したり、、、調子に乗りすぎ? 一時間ほど愉しむも誰も訪れるでもなく、、、 名残惜しんで次の湯に進むことにする。 蟹場湯 内湯 内湯も二つとも貸しきり状態。 ここでも新緑に日差しが降り注ぎ、若葉色の湯。 実際は透明な湯にタラバガニの身をほぐしたような湯の花がふわりふわりと浮かぶ、 これまた味わいのある泉質。 ここからさらに歩きます。 東北自然道「新奥の細道」の一部。 沢伝いに続く道が入り口らしく、尾根を一つ、二つ越えた先が憧れの鶴の湯らしい。 ここまで3箇所の温泉で10ヶほどの源泉に浸かり、、、湯あたりするどころか、 なぜか気力十分。 チゴユリ、エンレイソウ、イチリンソウなどなど、春と夏の間ではあるけれど 様々な花々が目を愉しませてくれる。 休憩もなしで一気に鶴の湯を目指すと一時間ほどであっけなく到着。 あこがれの地、鶴の湯は大変な観光地と化していた。 広い駐車場に沢山の車が押し寄せ、、、、 温泉は申し分ない出来。人々を魅了するだけのことはある。 素晴らしい。ここ以上の温泉を私は知らない。 最初にここを訪れていたなら感動しただろう。 ただここまでの道のりがあまりに静かで時間が止まったようにくつろいでいたので 何か現実の世界に引き戻されてしまったようでちょっぴり残念。 それでも途中昼食をとりながら温泉三昧を愉しむのでした。 日帰りの立ち寄り湯を愉しめるのは一部の施設だけかもしれない。 午後3時を過ぎると宿泊者だけの利用となるそう。 そうすれば静かな時間が過ごせそう。 またいつの日か、ゆっくり泊りがけで来たいと思いました。 (頑固ならこんなところ2度と来るかと言って見るべき?!) 今回は一日目、深夜バスでほとんど寝られなかったためお疲れモードで 覇気が無かったせいか?・・・もともと影が薄いせいか? 温泉宿で自殺志願者ぽかったらしく、朝食に遅れただけで心配されました ハイキングは大好きで何処でも歩くけれど、今回は出で立ちが悪く、 ただの温泉好きオヤジルックでしたのでハイキングコースを聞いても どこでも薦めるどころか、歩きはやめて車のでの移動を強制されてしまいました。 ここ鶴の湯でも次の温泉まで歩くなんてバカみたいに言われ、 (まだ、次行くのかとお思いでしょうが、、、) 沸々と反骨精神というべきか、、、ただの頑固オヤジ魂炸裂というべきか。 今回最後の湯目指して再び歩き出しました。 しかし、温泉に浸かりすぎて頭から湯気でそうになっていた私は予定とは違う道を 歩きだしておりました。 でもいつものこと、気にせず遠回りをたのしむことにします、 予定になかったコースでしたがブナの原生林を横切るあたりでは野鳥に春セミに、、、 カエルの声の3重奏♪ こんなに自然が豊かな場所はなかなかありません。 歩かなければ知らずに通り過ぎてしまうのってとても勿体無いと思います。 途中、バス通りに合流するも、今回は頑固オヤジ炸裂中だったので とにかく歩き続け、、、2時間、限界を感じたところは 田沢湖温泉郷のはずれまで来ておりました。 肩が腫れ上がり、足がフラフラ、汗でデロデロになった私は再び立ち寄り温泉へ。 田沢湖が一望できるその露天風呂も貸切状態。 ひと風呂浴びれば元気回復。 本日の立ち寄り湯 1 黒湯温泉 露天風呂1 内風呂2 単純硫化水素泉、酸性硫黄泉など 2 孫六温泉 露天風呂2 内風呂2 ラジウム含有泉など 3 蟹場温泉 露天風呂1 内風呂2 重曹炭酸水素泉など 4 鶴の湯 露天風呂1 内風呂3 含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水泉 5 アルプの湯? 露天風呂1 内湯1 全て源泉掛け流し。 心地よい疲れと生まれて初めての温泉三昧の達成感に浸りながら いよいよ、今回の旅の最終目的地。 ○○の聖地へと向かうのでした。 まだまだ続くのでした。
by kouboufu
| 2008-06-03 23:08
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