茶色の小瓶
今日は「茶色の小瓶」
グレンミラーで有名なジャズの曲名でも有名ですね、
最近、この曲の歌詞が
「彼女はジンが、僕はラムが大好き(She loves gin and I love rum)」という部分があり、
生活に困窮しても飲酒をやめないアルコール依存症の夫婦の様子を歌った歌であると知り、
ちょっとビックリです。
(英語はからっきしダメですから)

さてさて、この時期になると先の大戦を振り返った番組が多くなりますね。

先日も何気なくテレビをつけた時に放送されていた、
終戦記念スペシャルドラマ 「この世界の片隅に 」を観てしまいました。

仕事柄、老人ホームやご年配が集まる場所で過ごすことが多いので、
この時期になると、戦争の思い出や、悲劇を聞くことも多いです。

私が、初めて戦争の体験談を正面から受け止めることになったのは、、、
今から20年近くも前になります。

陶芸の機材や粘土などを扱う業者に勤めている頃、中島さんに出会う機会がありました。

ゼロ戦の坂井さんの名著「大空のサムライ」という本があります。
実に日本人らしい戦い方、信念。
この時代はまさにまだ「サムライ」という人たちがいた時代のことを戦争を通して
語り継がれる名著だと思います。

そのゼロ戦のエースパイロットの坂井さんの飛行隊長が私が出会うことになった
「中島さん」でした。

飄々とした風貌、晩年の中島さんは毎日、1碗、抹茶碗を作るのを日課にされていました。

粘土など材料をお届けにあがる度に、最初はお茶の心得みたいなお話だったものが、
人生や、戦場で友軍機が交戦する姿を見守る毎日の話、
そして悟りを開くまでの貴重なお話をうかがう機会がありました。

すぅ~と、心の奥深くにまで沁み込むような口調で語られるもので、
いつもお話をお聞きするのが楽しみでした。

勇ましい話は1度もありませんでした。
飛行隊長でしたのに、1機も撃墜されたことはないと言うお話も印象的でした。

今でも、鎌倉方面を通ると、またふらっと立ち寄ってお話を聞けたらと思いますが、、、。
貴重な時間はもう二度と戻りません。

さてさて、今回は久しぶりの吉祥寺で見つけたガラスの小瓶。
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写真ではちょっと確認できませんね、エンボス加工で
「中島飛行機 小泉病院」と書かれています。

ゼロ戦を作っていた「中島飛行機」の工場の病院用のガラス瓶です。
大量に作られて、使用されなかったデットストックのようです。

昔と違って、無邪気に「ゼロ戦!ゼロ戦!」と喜べません。
一度で良いから乗ってみたいプロペラ機の憧れ、そして悲しい思い出。
ちょっとしんみりするガラスの小瓶のコレクションの仲間入りでした。
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by kouboufu | 2011-08-07 23:24 | ひとり言
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