私が通い、味わい、幸せな気分で過ごせる極上空間が広尾にある
「季楽」という場所です。 夜はまだ伺ったことがないのですがランチなどとは言えない、 しっかりとした素敵な和食が昼真っから味わえます。 併設されているギャラリー旬さんで吉田明先生の個展があり、 先日先生にお会いすることを口実に!?再び美味を味わってきました。 毎年、福島で行われる炎のイベント「陶楽炎祭」でも審査委員長をなさっている 吉田先生です。 ミニ窯コンテストのトロフィーがいつも吉田明先生作の壺だったり、 オブジェだったり、、、。 それがまたこのイベントに参加する楽しみの一つでもありました。 作品を間近に見られる期待と、先生に再会できる楽しみを胸にしまいつつ会場に着くと そこにはインドネシアのチョッキを着込んで窯を焚いたり、ロクロを挽く私の知ってる 吉田先生を格段にスケールアップした仙人のようなスーパー吉田明先生がおられました。 大事な客様とご歓談中に図々しく記念撮影していただきましたので 先生が一番小さく写ってしまいました。 奥様もお元気そうで何よりでした。 手が出なかったら寂しいなぁと思っていた作品もお湯のみの手頃なもの見つけ、 大満足!!のはずが、一瞬の油断が命取りに。 なかなか見る眼のあるあっこさん、狙っていた作品が同じ物で素早く 奪い取られてしまいました。 仕方なく2番目のお気に入りを手にしましたが、、、、過去の失敗が生かされることなく、 今回もあっこさんにしてやられるとは・・・少々納得がいきません。トホホな気分です。 冬場になると毎回甘酒でまったりと身体の芯まで温まるのが大好き。 ところが甘酒にちょうど良い湯飲みがなかったのでどんな湯飲みが良いのかな?と 思案しかねていたところへひょっこり我が家にやってきた吉田先生のお湯呑み。 これが家にあるどの湯のみより甘酒が似合う♪ 自分で作らず、満足しちゃったことにちょっぴり反省なのでした。 ショーウインドウの抹茶碗も素敵でした。 「季楽」の料理が楽しめるのはお料理はもちろん店内の雰囲気、接客の良さ、 そして器が素敵だから。 良い塗りの椀が欲しいのだけれど未だに手が出せない。 ・・・二十歳をちょっと過ぎた頃、年上の彼女に連れられて 塗り物屋さんに行った。 場所も覚えていないけれど、、、漆黒の椀に施された蒔絵の美しさに圧倒され、 そして太刀打ち出来ぬような価格にも肝を冷やされた。 「一生モノなんだから大事に使えば安いもの。ねえ、お揃いのものにしない?」と 言われてビビッってしまったのは若かったからでせうか。 その後すぐ、私はそのとき気に入った椀一つ分ぐらいの金額で250ccのバイクを新調した。 彼女が400cc、僕が125ccのバイクだったので椀より、バイクが大事だったのだ。 それ以来、お気に入りの椀を探しているが見つからない。 衣、食、住にこだわりがあった彼女はもういないので たとえ理想の椀に出会っても再び手にすることはしばらくないかもしれない。 陶の器に飯を盛るぐらいなら何とかなるが、あの極上の椀モノを盛る技量が 今の私にはないからきっと宝の持腐れ。 今回も脱線しましたが、、、料理は 箸休、椀もの、お造り、八寸造り、焼き物、ご飯、デザートと 数々の知らない食材、味わったことのない味付けと、、、キラ星のようなワクワク感に 満たされ進んでいきます。 先日のNHK「美の壺」は「懐石料理」でしたが 番組の内容そのままに食に旬の走り、名残も感じつつ過ごすひととき♪ 前回までは椀ものに心奪われておりましたが、 今回は八寸盛りの品々に舌鼓を打ちました。 写真には納まりきれませんでしたが、なぜか取れたての味わいの竹の子が、、、。 これが「冬竹の子」か?・・・こんな時期に美味しい竹の子が味わえるなんて不思議。 中国では春まで待たずに地中の竹の子を掘り出すそうな。 調べたら中華料理のメニューには「冬竹の子の炒めもの、、、」とか結構みつかり びっくりしました。・・・これが旬の走りか・・・。 旬のご馳走は寒ブリのお吸い物とお刺身、そしてブリのカマの焼きものでした♪ 他にもアン肝の和え物や鴨の焼き物などなど。 さてさて、、、旬の名残は、、、??? ん~、わからない(笑 前日まで電車で出掛けるつもりで食前酒のサービス券をプリントアウトし、 お酒を口にする気、満々だったのに、急遽予定が入り、車での出発。 お楽しみの梅酒を飲めずにちょっぴり残念。 次回は是非梅酒にありつきたいです。
by kouboufu
| 2007-12-20 00:30
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